介護スタッフが「絶対に」やってはいけないこと

現場のリアル

どうも✋️

papa takeさんでございます🙇

本日は

介護スタッフが「絶対に」やってはいけないこと

というテーマでお話していきます

介護の世界で働いている方は、毎日多忙かと思います

そんな中で「絶対に」やってはいけないことがあります

倫理的な話ではありません

倫理的な話は皆様重々承知しているので、今さらそんなお話をする必要はないかと思います😅

今回は少し目線を変えたお話です

いきなり結論から言います

介護スタッフが「絶対に」やってはいけないこと

それは・・・

「無理してでも仕事をこなしてしまうこと」

です

え???当たり前???

いやいやいや、それが介護では「当たり前」じゃないんです💦

その理由をご説明いたします

そして、理由とともに解決法についてもご説明していきたいと思います

【理由1】「人がいない」から無理せざるを得ない

介護の現場では慢性的に「人手不足」の問題があります

「人はいないけど、やることはたんまりあるので、無理してでもやらざるを得ない」

こうゆう職場が多いので、やり切るまで残って仕事をやるしかなく、結果として無理が生じてしまうということです

【理由1】の解決法

これは

「人手を増やす」

に尽きるのですが、予算や収益の関係からすぐに人手を増やすのは難しいでしょうし、何よりも人手が増えたところで、新しく入ってきた人が既存の職員の思った通りの動きをするとは限りませんので、速効性に欠けるという問題点は残ります

【理由2】利用者様のことを考えると途中で仕事を切り上げづらい

介護スタッフは「利用者様のできないことをフォローする」ことを第1に考えています

当然、早く終わることもあれば、じっくり時間をかけなければならないことがあります

そうすると、時間配分が狂ってしまうと、やらなければならないことが残っていれば、それが終わらないと帰れないという思考になってしまいます

「利用者様のことをやり残して帰るのは申し訳ない」

この思考が働いてしまうため、勤務時間が過ぎても残ってしまうのです

【理由2】の解決法

皆さんが行っているケアや仕事のやり方が「効率的」でしょうか?

適切でないのに惰性でやっているのであれば、それは「非効率的」と言わざるを得ません

  • 介助のやり方を変えてみる
  • 効率的な仕事のまわし方を考えてみる

など「考えてみる」ことが必要になってきます

何も考えずに「ただ惰性で仕事をやってしまう」という考えを捨てることが、ご自身のスキルアップ・レベルアップにつながると考えていただくといいかと思います

【理由3】介護の仕事は「勤務時間が過ぎても最後までやり切る」ことが美徳と思っている

先程の【理由2】と重複する部分がありますが・・・

介護の世界では

「利用者様のため」に最後までやり切る
→そのためには時間がかかっても致し方ない
→ゆえに、勤務時間が過ぎてもきっちりやるのは当たり前

という思考が幅をきかせています

確かにわずかの時間(5〜10分程度)なら、それもやむなしなのですが、際限なく区切りまでやり切ってしまうと

「時間内に終わらずに帰れない」
→でも、途中で帰るのは利用者様に申し訳ない
→最後までやり切るのは当然だよね?
→じゃあ残ってやりますか

となってしまいます

これが、「たまに」起きてしまうなら、一時的なことなのでいいのですが、常習的になると、いつまでたっても定時で終わらず、遅くまでやることが当たり前、残業してまで残ってやるのが介護職員のあるべき姿だ❗というねじまがった視点が普通になってしまいます

【理由3】の解決法

そもそも大前提として

労働は1日8時間勤務であり
残業は会社からの業務命令があれば残業はつくが、業務命令がなければ残業代はつかない

ということを認識しておきましょう

それを踏まえて・・・

ここはあえて厳しいことを書かせていただきますが

仕事が時間内に終わらず、残業ありきって、そもそも働いている人のキャパの問題上の人の残業に対する意識の問題もありませんか?

働いている人のキャパの問題

「緊急の時」や「やむを得ない場合」で残業になることがあるのは重々承知しています

そのような場合の残業まで否定しているわけではありません

そもそも残業ありきで働く人って

「私、介護の仕事一生懸命やってるんだ」

って自己満足してる人って意外と多くありませんか?

一生懸命やってるかもしれませんが、時間内に終えられないのは何らかの問題があるかもしれないという思考に至らないことがマズいですし、ワークライフバランスが言われている現代では残業ありきの考え方はまるで逆行した考え方になります

まずは一生懸命やってるという考え方を捨てましょう

そして、一生懸命のベクトルを仕事をこなすことに向けるのではなく、利用者様の状況改善に向けていきましょう

そうすると、仕事のやり方が変わってきます

  • どうすれば利用者様に負担なく介助できるか
  • どうすれば利用者様の介助の時間を短縮できるか
  • どうすれば効率的に仕事を回すことができるか

意識するだけで立ちまわりが変わりますし、結果として無理なく仕事をこなすことから解放されます

上の人の残業に対する意識の問題

残業ありきを認めている(黙認している)上がいると、下で働いているスタッフは何も言えずに働かざるを得ない状況になります

これは上の考え方を変えない限りは難しいでしょう

残業ありきの考え方を根本的に捨てる

ことが必要です

中には残業ありきの状況を理解していても、残業があってもビタ一文残業代を支払わないと言う上の人もいるかと思います

残業代未払いは違法という認識をもつことも重要になります

違法性を認識しているにも関わらず、残業ありきを言っている上の人のもとで働いている人は、ご自身の体調を崩す前に、その職場を離れることも視野に入れることも考えるといいかと思います

あなたの体の状態は「あなた自身」が1番わかっています

また、労働の対価を得られないのなら、あなたの価値を下げてしまうので、そんな価値を見出してくれないところで続ける必要はありません

「途中でやめて利用者様に迷惑をかけて申し訳ない」

と思って、なかなかやめる踏ん切りがつかないこともあるかと思います

しかし、そんな無理をしいられてる会社は必ず淘汰されます

それが自然の摂理です

なので、自分のことを第1に考えて、無理をしないでください

まとめ

無理をしてでもやらなければならない時は少なからずあります

しかし、それは

普段は何もなくて、有事の場合にのみ多少の無理をする

場合に限られ、常習的に無理をしいられるのは無理ではなく苦痛にしかなりません

今、常習的に無理をしてでも仕事をこなしている方

今一度、立ち止まって冷静に状況判断をして、対策を講じてみてはいかがでしょうか

コメント

タイトルとURLをコピーしました