「ダブルチェック」という名の責任転嫁

現場のリアル

どうも✋

papa takeさんでございます🙇‍♂️

大半の介護施設で取り入れられている「ダブルチェック」

「ダブルチェック」とは2人体制でチェック(確認)を行うことを言い、1人目の確認者では気が付かない・見落としてしまっているミスを拾い上げる上で効果があるとされています

この「ダブルチェック」は「利用者様の服薬」の時に行われます

利用者様ごとに薬が処方されているため「服薬間違い(誤薬)」は絶対にあってはなりません

「服薬間違い(誤薬)」が発生してしまうと、間違った薬を服薬してしまった利用者様の体に影響を及ぼす可能性が高くなり、場合によっては死に至ることもあります

そのため、「服薬間違い(誤薬)」を防ぐために「ダブルチェック」が行われているのですが、果たして「ダブルチェックを行ったから万全」と言えるのでしょうか?

今回は「ダブルチェック」についてのお話です

あ❗ちなみに最初の写真は「パソコンでチェックをしているわんこ」です😅😅😅

ちょっと面白そうだったので入れてみました😁

では、本題に参りましょう❗

「ダブルチェック」が有効な場合

まず、どういった場合に「ダブルチェック」が有効か?を知る必要があります

「ダブルチェック」が有効な場合とは

  • 「ダブルチェック」を行う目的が明確になっている
  • 「ダブルチェック」を行う目的をスタッフ全員が把握している
  • 「ダブルチェック」のルーティンが確立されている
  • 「ダブルチェック」のルーティンをスタッフ全員が把握し、実践できる

これらが全てできていて初めて「ダブルチェックが有効である」といえます

では、上記4点が全て満たされているからと言ってミスがないか?というと必ずしもそうではありません

ダブルチェックの最大の問題点

「ダブルチェック」の最大の問題点は「過信」です

これは、「別の人も一緒に確認しているから大丈夫」と油断してしまい、チェックが甘くなってしまうことです

本来「ダブルチェック」の目的・重要性を各スタッフがわかっていて相互確認を行うならいいのですが、「別の人も確認したから大丈夫」という根拠の薄い認識によって、自分がやるべきことを放棄し他のスタッフに依存してしまい、チェックが機能しなくなってしまうことが最大の問題点です

確かにチームケアを行っている上で「スタッフを信頼すること」は大切なのですが、だからと言って自分が業務の目的・やるべきことを疎かにすることは責任放棄していることになります

ダブルチェックを確実に機能させるためには・・・

「ダブルチェック」を確実に機能させるためには

  • 「ダブルチェック」が有効な場合のところで挙げた4項目を確実に行う
  • 「他責」ではなく「自責」で考え、行動する

「ダブルチェック」の仕組みを確立することはもちろんなのですが、それ以上に「自責」で考えることが、一番重要です

「ダブルチェック」の相手はあくまでも補助でしかなく、実際にやるのは自分であると意識して取り組むだけでだいぶ変わります

まとめ

人はミスをしてしまう生き物です

これは致し方ない部分ではあるのですが、だからと言ってミスをしてしまうと仕事においては余計な手数が増えてしまいます

あとから余計な仕事が増えないためにも、今一度、今やっている仕事の目的と手順をふりかえることこそミスを減らす第一歩といえるでしょう

そして、「自分のこと」として今やっていることを捉えると、ミスが発生する割合はかなり減ってきます

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